外イキの感覚がいまいちわからない。
「ジェットコースターのような…」「電気が走ったような」など、さまざまな表現があります。
そのため、自分が外イキできているのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、外イキの感覚についてのアンケートをとり、その特徴をまとめました。
なお、後半では、自分の感覚をチェックできる診断シートを用意しています。
気になる方はぜひ試してみてください。
外イキとは
まず外イキの定義したいと思います。
外イキとは「クリトリスでオーガズムを感じること」を指します。また、オーガズムを理解するためには、クリトリスの仕組みを知ることが重要です。
オレゴン州の研究機関によると、クリトリスには約8,000から10,000もの神経があり、男性の陰茎に比べて2倍近くの神経が含まれていることがわかっています。
クリトリスは非常に敏感な場所であり、多くの女性が初めてオーガズムを体験する部位でもあります。
オーガズムの種類
オーガズムは、外イキだけでなく、中イキ(Gスポット、子宮、ポルチオなど膣内でオーガズムを感じること)、乳首イキ、膝イキ、耳イキなど、多種多様な経験の仕方があります。
外イキの感覚
20代〜50代の女性を対象に、外イキの感覚についてのアンケートをとりました。
このアンケート結果をみると、自身がもっている感覚には、個人差があることがわかりました。
表現 | 頻出回数 |
心地よい / 気持ちいい / クリトリスの刺激が気持ちいい | 20 |
頭が真っ白になる / 何も考えられなくなる | 18 |
全身に電気が走る / クリトリスに電気が走る / ビリビリと電気が走る / 電気が走るような感覚 | 17 |
体の力が抜ける / 全身の力が抜ける / 脱力感 / 急に力が抜ける | 17 |
快感が湧き上がる / 快感が頂点に達する感覚 | 15 |
徐々に感覚が増していく / じわじわと登りつめる / ジワジワとくる感覚 | 12 |
瞬間的な感覚 / 一気に上りつめる / 一瞬の快感 | 12 |
ゾクジンとする感じ / 痺れる感じ / 心地よい痺れ感 | 10 |
体が熱くなる / ブワッと熱みたいなのを感じる | 9 |
むずむずする / ビクビクする / 身体がピクピク・びくびくする / ムズムズする感覚から解放される / 興奮からムズムズする | 9 |
くすぐったい | 4 |
ジェットコースターに似ている | 4 |
膣が痙攣する / 膣が締め付けられる | 3 |
身体がフワフワと浮く感覚 / フワッと浮く感じ | 3 |
外イキが中イキより好き | 3 |
快感が爆発する | 2 |
敏感になる / 感覚が研ぎ澄まされる | 2 |
体の中から何かがブワーっと押し寄せてくる | 2 |
何度でもイケる | 2 |
ピンと伸びる / 足がピーンと伸びる | 2 |
何も考えたくないレベル | 1 |
体が震える | 1 |
コップから溢れ出すような感じ | 1 |
ストレスが発散できる | 1 |
余韻がある | 1 |
急にくる感じ | 1 |
そわそわする | 1 |
体温が下がる | 1 |
身体がこわばる | 1 |
痒いところに手が届いた感じ | 1 |
つまり、自分の持っている感覚がよくいわれる「痙攣してくすぐったくなる」「電気が走ったような感覚」がなくても、外イキできている可能性があります。
診断シートを利用し、あなたの感覚を探ってみてください。
外イキの仕組み
外イキの感覚を理解するためには、身体がどう反応しているのかを理解することが重要です。
ここでは、クリトリスの反応について説明します。
ただし、以下の反応は女性が性的に興奮している状況を前提としています。つまり、性的興奮がない場合、オーガズムに達することは難しいです。
興奮期
性的に興奮している状態でクリトリスを触れると、クリトリスは興奮し充血します。
イメージとしては、乳首を思い浮かべてみてください。
乳首を続けて触ると、それが膨らみ硬くなるのと同じように、クリトリスも同様の反応を示します。
プラトー期
クリトリスに一定時間刺激を与え続けると、心拍数が上がり、血圧が上昇します。呼吸も速くなり、個人差はありますが、息がしづらくなることもあります。
これは、身体が緊張状態にあり、オーガズムを達成する直前のフェーズを示しています。
オーガズム期
最終的には、身体全体に強烈な解放感が流れます。この解放感こそが、「外イキ」と呼ばれる感覚です。
衰退期
緊張していた身体から力が抜け、リラックスした状態になります。
リラックスすると、血圧や心拍数がゆっくりと下がり、身体は通常の状態に戻ります。
外イキ体験のパターン
みんながどうやっていけるようになったのか、みていきたいと思います。
以下は、実感できるようになったシチュエーション。
自慰行為でいけるようになった人が、もっとも多く「44%」次に、パートナー「28%」、おもちゃ「22%」と続きます。
次は、時期についてです。
ピークは、中学生、高校生、で思春期でいけるようになる人が多いようです。
一方で、20歳をこえると、パートナーとのセックス体験がきっかけで、実感できるようになった人が多かったです。
感覚は、回数や年数によって変化
外イキの感覚は、過去に経験してきた回数や、オーガズムできた期間によって、変化することがわかりました。
たとえば、1週間前にできた人と、10年前から月1回程度している人では、持っている感覚の数が違いました。
つまり、回数をかさねることで、実感できる感覚が増えるということだということです。
外イキへのアプローチ方法
よく外イキするためには、おもちゃを使おう、という記事をみたことがあると思います。
とはいえ、自慰行為をしない人によってハードルが高いように思えます。
ここでは、そんな普段からしない方向けに、2つ法方法をご紹介します。
- パートナーと一緒にやる
- 小学生オナニーのマネする
パートナーと一緒に外イキを目指すのが理想的です。自身でクリトリスを触ることに抵抗感を感じる人にとっては、パートナーと一緒に新たな感覚を探るのは有効な方法です。
一方、自分一人で探求する方法もあります。恥ずかしさや罪悪感を抱く人でも、自分自身で自分の体を探索することにより、快感を認識することができます。
自力でやる
気持ちいい感覚を知る上でおすすめしたいのが、小学生がオナニーする方法、です。
どういかとうと、クリトリスを直接触るという方法ではなく、寝そべった状態でクリトリスを押し当てるようにしてみてください。
最初はもしかしたらよくわからないかもしれません。何度か続けていくと、気持ちいい感覚が芽生えてきます。
少しづつ下着ごしに、胸を指で触ってみたり、クリトリスあたりをなぞってみてください。
コツは、自分ができる範囲で、コツコツ続けてることです。
気持ちいい感覚をコツコツ積み重ねていく、外イキの感覚を掴めるようになりますので、まずはこの方法を試してみてください。
まとめ
外イキの感覚は人それぞれで、経験回数や期間により変化します。もし自分がどの段階にいるのかわからないときは、診断シートを利用してみてください。
診断シートにはスコアで評価しています。スコアがでれば、自分がいる位置がわかります。
自分がどこにいるのか、どのように進めばいいのかが明確になるはずです。